TOP > 自転車競技 > 競輪ドキュメント第4回/鈴木奈央(静岡110期)

自転車競技

一覧へ戻る

自転車競技

2018/07/05

Perfecta編集部

競輪ドキュメント第4回/鈴木奈央(静岡110期)

競輪ドキュメント第4回/鈴木奈央(静岡110期)

『未来への選択肢』

可憐なルックス同様、本当に穏やかな喋り方だ。良い意味で“緩さ”も感じさせる口調の鈴木奈央と話していると、彼女が厳しい勝負の世界で生きていることを忘れてしまいそうになる。だが、鈴木は競輪選手としてガールズケイリンの未来を担う有望選手。そして、競技では東京五輪での活躍も期待されている。そう、正真正銘、筋金入りのアスリートなのである。

決心

誰の人生にも様々な分岐点が存在する。そこで“あっちも、こっちも”というチョイスができるのは、まだ本腰を入れていない状況に限られるに違いない。かつては鈴木もそうだった。
「ちょっとだけ兄の方が早かったくらい、ほぼ同じでした」
小学校3年生になる頃、2歳上の兄・康平とほぼ同時期にロード自転車に乗り始める。親戚のおじさんが自転車を組んでくれたことが契機であった。水泳やバレーボールもやっていたが、自転車に乗ることはとにかく楽しい。兄に勝つという爽快感がオマケで付いてくることもあった。それでも、鈴木はまだ自転車に専念しない、中学ではバレーボール部に入る。

「本当に上を目指すとかじゃなくて。楽しくやる部活って感じでしたね。背も高い方だったし、ポジションはセンターでスパイクを打っていました。もう何年もボールは触っていないんで、今はもうヘタなんじゃないですかね(笑)」
中学バレーボール部はそんなに強くなかったようで、市内の大会が精一杯だったとのこと。そして、鈴木はバレーボールと甲乙つけ難い楽しみが他にもあった。それは週に1回、毎週土曜日に行われていた伊豆サイクルスポーツセンターでのクラブ活動。元競輪選手や現役競輪選手の指導が受けられるクラブには、バレーボールの部活動を休んで参加していた。ここからの選択肢は自然の流れで、高校では自転車競技を真剣にやってみたいと。兄が静岡星陵高校の自転車競技部に進んでいたこともあって、背中を追いかける形になった。余談ながら兄・康平と渡邉雄太(静岡105期)は自転車競技部で同級生になる。

ページの先頭へ

メニューを開く